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視覚障がい者の歩行手段について
視覚障がい者の歩行手段としては、白杖が一般的です。
そのほか、親、兄弟あるいはヘルパーと呼ばれる人の腕をかりて歩く方法もあります。
また、補助手段として超音波メガネやロボットなどの研究もされていますが、まだまだ実用化されていません。
盲導犬による歩行は安全であるばかりか、他人に気がねなく出かけられ、犬と一緒であるために孤独感がなくなり、外出中も犬がいることで多くの方に声をかけられ、受け答えしているうちに行動も積極的になり、一般社会との交流が自然に生まれるという、大きな効果があります。
安全にスピーディーに歩けるということで、疲労感も違うようですが、これは孤独感がないことも影響しているのではないかと思われます。
アイメイトとともに、二人五脚の歩行を得ることは、初めての場所でもどこへでも、他人に気兼ねすることなく出かけられ、生活の幅が広がり、さらに自分の足で歩いたという『実感』が得られることで、「自分のことは自分でやれる」という自信が生まれ、ひいては自立につながっていくことになるのです。
アイメイトの歴史
日本では、1957年に(財)アイメイト協会の創立者である塩屋賢一氏が、独自の訓練方法で国産第一号の盲導犬“チャンピイ”を完成させました。
実質的には、日本の盲導犬の歴史の始まりは、この“チャンピイ”からとなります。
2007年 チャンピイの誕生から50年を迎え 卒業したアイメイトのペアは1,000組を超えました。
アイメイト」という呼称について
「盲導犬」というと『盲を導く犬』の字のとおりに『利口な犬が視覚障がい者を連れて歩いている』と受け取られがちです。
しかし実際はそうではなく、犬は訓練を受け人から使われるということを覚える、つまり人から指示されて行動することを覚えるだけです。
重要なことは、使用者つまり視覚障がい者が、犬を使った歩き方に対する、正しい指示を出すことなのです。きちんと指示をだせない人のもとにいけば、訓練を受けた犬でも普通の犬になります。
アイメイト協会創立者 塩屋賢一氏は、親しみやすさをこめて「アイメイト」と名付けました。
「アイはI=私」「アイはEYE=目」「アイは愛=LOVE」、「アイメイトは私の愛する目の仲間」という意味です。
この「アイメイト」という名前は、響きもよく、人と犬との信頼関係をよく表しています。 即ち、 視覚障がい者の目の代わりになって歩行を助けるだけでなく、同時に心の目となって生きる力も与えるのです。
「アイメイト」とは (財)アイメイト協会で正規の訓練課程を修了した犬に与えられる称号です。
犬種について
アイメイトに使われる犬種としては、昔はシェパードが一般的でした。しかし近年は、ラブラドール・レトリーバーが使われるようになっています。
ラブラドール・レトリーバーは大変柔和な顔立ちをしていて、親しみやすく、性格もやさしく、素直で訓練しやすく、シェパードに比べコントロールしやすいという利点があります。
アイメイト協会
アイメイト協会の事業の目的は、『視力はなくても心の視野の広い明るく 積極的な社会人になりましょう』を合言葉に、視覚障がい者の社会参加を助け、社会に適応する手段としての自主歩行を通して、自立を目指すことにあります。
一人でも多くの方がアイメイトに深い理解と愛情を持ち アイメイトが広く社会に受け入れられるようになることを心から願っております。
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